改善提案システムのデメリット
純粋ぼく「アレをコレして、こうやって・・・出来た! 凄く効果的な改善だ! 金もかからんぞ!」
— 今平東 (@imadaira) 2020年1月17日
事務局「はい1件ねー」
純粋ぼく「」
現場ぼく「この改善1件をバラして提出したら5件稼げるな。無駄に完成度低くして、忘れた頃に再改善するか」
事務局「〇〇さんは熱心!」
現場ぼく「あざーす🤤」
この一連の流れをみて事務方と現場側どちらに共感しただろうか?
改善提案
実際に作業している人員が現場の不具合、危険な状態、改善できるモノなどに対して指摘し、上長、運営側から承認の後より具合のいい状態に変更される。
だいたいの企業に存在しているであろうシステムである
一見素晴らしいシステムに思えるが、メリットだけではなくデメリットも同じだけ同居しているのがこのツイートにまざまざと現れていると言えよう。
まず第一に、ノルマ化してしまう危険性について。
最初は提案も現場からぽこぽこと上がってくるであろうが、改善が進むにつれ提案自体が無くなっていく。
それもそのはず、問題点を消していってるのだから問題点が出なくなるというのが当たり前の構図であろう。
すると経営者側からすると、その問題点が上がらないという状況が気にくわない。
いままで上がっていた改善提案の数々が年間報告数、または月間での数量がどんどん下がっていき、会議やらで突かれる材料と化す。
その現状を打破するためなのか次は期間を定めて最低報告件数を設定することになる。
「一月ごとに一件」
それを課せられた側の思考はどうなるか想像に難くない。
典型的な手段が目的になるというヤツだ。
本来は改善をしてより良く作業できるようにするためのモノのはずが、改善を報告するための行動になってしまう。
そして次にノルマ化に続く弊害が、プラス評価の材料であるこのシステムのマイナス評価への変貌である。
改善を提出するという他の人員よりも優れた評価になりうる評価基準であるが、これを履き違えると途端に暴力的にまでのマイナス評定を与えうるシステムと化す。
改善点を提出する
↓
採用され、評価が上がる
この流れから
改善点を提出しない
↓
評価が下がる
といったようになる。
理想上の改善提案制度と、改善提案制度の実情 #現場猫 pic.twitter.com/tWOULuThHR
— からあげの るつぼ (@karaage_rutsubo) 2019年10月13日
して。
負のループに陥るわけなのだ。